大学院生のSafira Khairinisaさんらによる原著論文「Mediating Role of Health Insurance on Socioeconomic Inequalities in Dental Utilisation Patterns Among Indonesian Adults」が Community Dentistry and Oral Epidemiology にアクセプト・公開されました。
本研究は、インドネシアの医療保険制度が移行期にあった2014〜2015年に実施されたインドネシア家族生活調査第5波（IFLS-5）の参加者26,351人を対象とした横断研究です。Karlson–Holm–Breen（KHB）媒介分析を用いて、公的および民間保険が歯科受診における社会経済的不平等に及ぼす媒介効果を検討しました。その結果、教育水準および経済状況が歯科受診パターンを決定する上で重要な要因であり、公的保険の媒介効果は限定的であることが示されました。
https://doi.org/10.1111/cdoe.70013